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 ニッポンの絶滅危惧種とも言える銭湯
近年、掘れば湧き出る温泉施設とか、小洒落たSPAなどが流行っていて、
昔ながらの銭湯がどんどん姿を消しているのが現状だ

沖縄でもそう。
今となってはココ日の出湯と沖縄市にあと一軒を残すのみとなっている。
『沖縄の人は湯船に入らない』という説があるが、
これは概ねアタリで、湯船が無い家も多く存在する。
しかし
沖縄だって昔は数多く銭湯が存在していたらしい。

***

 

国際通りや県庁からも程近い、住宅街の中に日の出湯はある。
2階からワッサーと垂れ下がる植物はドラゴンフルーツ。
ドアに手書きした営業時間がなんともあたたかい。

興南高校の試合中継に夢中な番頭のおばあに代金¥350を払って中へ
番頭は男女それぞれの脱衣場がある方向を向いているのが内地式だけど、
沖縄では脱衣所を背にしている。
つまり
上の写真、日の出湯のドアを入ると
いきなり番頭のおばあがコッチを向いているのである。



㊤これが浴室。富士山の絵とかありません。
このレトロさが魅力のヒトツなのだが、
老朽化を嫌う神経質なヒトは無理かもしれません。

広さのわりに浴槽が小さい。
内地ほど湯に浸かる頻度が少ないから・・・?
と思わせるつくりだ。
しかも湯船が中央にあるのも沖縄式かも!



㊤これがロッカーと脱衣場。
ナニが沖縄式かっていうと、この脱衣場から浴室へ行くのにドアが無い!!
沖縄ではフツーなのだが、とても新鮮に見える。

 
ドアが無いってどういうこと?
そう感じる方のために、湯船から脱衣場を撮影。
つまり、こういう景色なのよ?

他にも新発見が・・・!

シャワー、石鹸、シャンプーなどは一切無い。
水と湯の蛇口がそれぞれ2個1セットある。

 

この沖縄式カランの使い方がわからず、
水と湯を桶に入れてフツーに浴びていたのだが・・・。
興南高校の試合が終わった途端、ゾロゾロ客が入りだした。
『高校野球で沖縄が試合中の時は県内の経済が止まる!』ってよく聞くけど、
まさにそれを体感した瞬間だった
ところで
この水と湯はどーやって使うんだ?
観察していると、



水を受けるこの陶器の部分(名称は何だ?)
ここには栓もなく、穴が空いる。
それぞれの蛇口で温度調整した水とお湯が混ざり合い、下から出くる。
この下でしゃがんでシャンプーしたりするのである。

・・・だから結構高い位置に蛇口があるのね?
と納得、納得


***

湯船に浸かっていると、地元のおばあ(にしては若いが)が入ってきた。
『こんにちは』
『どこから来たの?』
『東京と福岡です・・・』
『ならヤマトンチュね?』
『???』

本土を内地と呼ぶことから、
本土の人を『ナイチャー』と言うのは知っていたけど、
初めて『ヤマトンチュ』という言葉を生で耳にした。
同時に、たけたんのブログ記事を思い出した。
沖縄慰霊の日に寄せたあの記事である。
『ヤマトンチュ』か『ヤマトゥ』か・・・
沖縄では使い分けている人がいるということ。

当時、首里に住んでいたというアノたけたんでさえ、
この違いが分からないまま心に刺さっているというのだから、
気になって調べてみることにした。

***

ヤマトは大和。
本土のことをヤマトと言う表現が今でも残っているらしい。
ヤマトゥとは『腐れ大和』からなる言葉で
本土に対する差別用語みたいな物が沖縄に存在しているというのだ。
びっくりした。
沖縄=楽園 という考えを持っているつもりは無いが、
歴史を噛み締め、少し気を引き締めなくてはいかん! と思った。

***

湯船のおばあはニコニコしながら
カランの使い方もロクに分からないヤマトンチュを相手に色々語る。
『家の近くに大きなお風呂屋さん(=スーパー銭湯)があるんだけど、
コッチの方がいいから、わざわざタクシー乗ってきたのよ。
よく来るよ!ここは。』って。

地元のおばあと
これぞ、まさに
湯んたくのひと時

おばあには貴重な時間を頂いた。
日の出湯、これからも元気で営業していてほしい。 

そして、ここに銭湯があったと知らなかった沖縄の皆様ぁー!
絶滅危惧種ですから是非、利用してくださーい


 
日の出湯
那覇市泉崎
カラン:あり
シャンプー・石鹸:無いサー
 
 

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